落款を大切に(2020年6月号)
作品を書いた後、年月日や詩文の作品名、題名、自分の名前や印を押します。これを総称して落款(らっかん)と呼びます。子供の作品でも、学年、名前などと書きますが、もちろんこれも落款です。「落款全幅を破る」という言葉があります。これは落款で失敗すると、作品全体が台無しになるということで、落款の書きぶりは作品全体の出来を大きく左右するものです。
それではよき落款とは何かと問われれば、上手に書けていれば…
書家/川原世雲 巻頭言
月刊競書誌「実り」に掲載されている川原世雲会長のエッセイ。毎月更新。ごらんになった後はウインドウを閉じてください。<東京書芸協会>https://www.shogei.jp/