知的訓練のすすめ―道具を使いこなそう(2012年12月号)

 細かい手作業をするとボケない、などという言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。石器の変遷にも見られるように人類の進化は手作業の器用さと比例していると言われます。またよく考えて手を動かす脳の場所と、言葉を産み出す脳の場所はほぼ一致していることも最近分かってきています。  人類は道具を使いこなしながらその知能を高め、そしてその発達した知能は手と脳の代わりをしてくれる機械を生み出します。我々現代人…

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ヘレン・ケラーの手と言葉(2012年11月号)

言葉を手で書きおろす、という仕事に従事している関係上、十年程前から脳と手書き文字について研究をしてきました。神経心理や関連の学会などに参加させていただくと、「手と言葉」についての研究が多いことに驚かされます。  ヘレン・ケラーは「見る」「聞く」「話す」ことが困難でありながら、それを克服した「奇跡の人」として知られます。その伝記はあまりにも有名です。ヘレンは二歳のときに重い病気にかかり、目と耳が…

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日々の熱心な稽古に敬意を表して(2012年10月号)

 今月号は年間賞の発表の月です。今年も確かな足どりで前進した方々のお名前が並びました。その熱心な稽古の姿勢に対し深く敬意を表したいと思います。受賞された方々の取り組みについて伺うと、私も改めて背筋を伸ばさずにはいられません。多忙でありながら、その合間をぬって休まず教室に出席する方、習字だけは絶対にやめないぞと強い気持で書と向き合おうとしている学生の方、大変な育児とかけもちしながら見事にその両立を…

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