手を鍛えよう(2014年12月号)

 中国に出かけた折、よく筆墨店(書道用品店のこと)に立ち寄ります。日本ではあまり見かけない光景なのですが、そのお店で、親子で真剣になって筆を択んでいるのを、しばしば見かけます。漢字発祥の地だけに、文字への思い入れが強いのでしょうか。日本に比べると、文字性、文学性の高い正統な書に重きを置き、書家の地位もその分確かなような気がします。これはあくまで私見なのですが。  書が上達してくると、筆にもこだ…

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「実り」課題の上手な取り組み方(2014年11月号)

 文字を上手に書けるようになりたい、というきっかけで習字を始める方は多いことでしょう。目に写る文字の形をよくせんがため、書いている言葉の読みや意味を知らないままで練習している方を見かけます。これは大変もったいないことだと私は思います。  文字には三つの要件があります。「読み」と「意味」と「形」です。同じ線画を書くにせよ、それを「言葉」として書くか、「図形」または「絵」として書くかの違いで、左脳…

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心の時代に書が出来ること(2014年10月号)

 天候不順のおかげで、せっかくの夏休みが雨にたたられたという方も多かったかもしれません。それでも暑さは例年通り耐え難い程で、秋風の訪れに、少しほっとしているこのごろです。  今夏、三日間にわたる指導者講習会には、学校において書写書道の指導にあたる教員の方々も少なからず参加されました。皆さん習字をどう指導すればよいのか大変迷っているようでしたが、共通する点に、習字の授業に真剣に取組むと、教室の雰…

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