鏡文字について(2023年12月号)

 鏡文字とは、鏡に映した時のように左右が逆の文字のことで、鏡映文字、裏文字、左文字などとも呼ばれます。鏡文字の発生は以下の三種類に分けることが出来ます。①成人の左半球損傷患者②文字を習得中の小児③左利きの正常成人。鏡文字は脳の左半球の損傷によって発生することから、左右といった感覚の中枢は脳の左半球で行なわれていると考えられています。ただし、左半球のどの領域が左右の感覚を司っているかは明らかになっ…

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思考を伴う手指の細かい運動とは(2023年11月号)

 人の手指の使用と言葉の発達の関係についての研究は以下の二点が前提となっています。――― 言語野(げんごや)の発達は人類の直立と関係がある。言語野の発達は人類の手仕事の発達と並行している。―――言語野とは脳の中の言葉を発したり、文字や文法を理解、産出したりする領域を指します。言葉の発達と手指の運動が一体どんな関係にあるのかは、手指の運動と言語を司る領域の位置関係にあります。心臓から送り出された血…

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書の道は歩みて止まず(2023年10月号)

 史上最高の猛暑でお疲れの方も多いのではないでしょうか。それでもコロナ感染症に対する警戒が薄れたこともあり、行楽地は多くの人で賑わったようです。今まで行動を制限されてきただけに出掛ける楽しさもひとしおでしょう。季節はめぐり、文化に親しむ秋が到来しました。心を落ち着かせて筆を執り、書をしたためるには絶好の時節です。世間ではデジタル化推進が叫ばれていますが、私はデジタル化イコールタイピング、アナログ…

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